にっき

2019/12yahoo!ブログ閉鎖と聞いて記事以降してきました

瞳の中の暗殺者

感想続きです・・・・・・いつまでかかるのか・・・・・・
 
まずちょっと戻って、蘭が頬にコーラをつけてきた新一のことを思い出したシーン。
蘭、少し考え込んで、コーラをかばんの中にしまいました。ちょっと乙女チックですね。
だって普通その場で飲むのに。無意識に大事な記憶のかけらをとっておこうとする様子がうかがえます。
 
そして、これを書くのを忘れてた!コナンが病院から展望台にたどり着くまでのスケボーシーン!
いつものように通行人をあっけにとらせながらギュインギュイン進んでいき、
トロピカルランドでは!コースターの道を奪い、別のアトラクションへとジャンプ!
イイ!!イイです!素敵!!
この無茶っぷり、コナンくんのマジっぷり、観てるこっちは失笑気味、これぞコナン映画!!!
 
なんて絶賛しておいて、『世紀末の魔術師』の感想書いたときは、
ラストでスコーピオンがコナンの眼鏡を撃ったシーン、いくら防弾ガラスだからといってあの程度の衝撃で済むのはありえない!!!
と愚痴りましたが・・・
 
これとは違う!こういうのとはわけが違うんです。
この世紀末のラストシーン、これは生きるか死ぬか、犯人との決着がついてしまう映画において最もシリアスなシーンです。
しかし、先述のようなコナンくんの「アクション」シーン。これこそはコナン映画の醍醐味であって、
観客が沸くようなインパクトが必要!そしてここで求められているインパクトには、コナンの超人的身体能力が必要不可欠なんです!!
まあぶっちゃけ今回はやりすぎ感はありますが、求められてる(ていうか私が勝手に求めてる)インパクトの方向性にばっちりハマっているので問題なし!!!
 
なんかまたテンション上がっちゃった!それほど瞳のアクションはとっても素敵(衝撃?)でした!
話を戻します!!
 
この後、この前書いた哀ちゃんが博士を守るシーンがあり、コナンと蘭が合流、犯人との追いかけっこですね。
ここのボートアクションもいいですね~
 
「コナンくん、一体どこでボートの操縦を・・・!?」
「ハワイで親父に教わったんだ・・・!」
 
はい、一丁あがり(笑)
 
ここで、蘭のコーラが撃たれ、あることを思いつくコナン!うわ~、これ話知ったあとで見るとニヤニヤしちゃうw
 
そして夜閉館のアトラクションに登り、ついに推理シーン。
 
ここで・・・次々に事件のてがかりとなったものが明かされていき、出てきた言葉は「心療科」。
えっっっ、風戸せんせーだったの?最初見たときびっくりしました!
って、今までの映画ももちろんコナンが明かすまで犯人わかんなかったのですが、
なぜかこの映画においては犯人を知ったときの衝撃を覚えてます。
それほどこの映画をミステリーとしても真剣に見ていた、見れたということでしょうか。
そんでもって風戸先生、顔黒すぎっす。服装もあってか病院にいるころとは別人・・・。
 
 
コナンくん、蘭がいる前でベーラべラ推理していきますね。
途中で一度中断し、蘭から穴に飛び込んで逃げます。いつ打ち合わせしたんだ?
 
そして推理第二弾!硝煙反応を消す方法について。
(そういえば書き忘れましたが、コナンが硝煙反応を消すトリックを見つけたときのBGMかっこよかったー。)
 
「やはり、死んでもらうしかないようだ・・・」
 
きゃー!近づいてくるゥー!!
コナン君、必死に(この顔大好き!!)蘭のことを守ろうとしてます!
 
「どうして・・・?
 どうして坊やは、こんなに私のことを守ってくれるの・・・?」
 
手を引っ張る!
 
「好きだからだよ・・・
 お前のことが、好きだからだよ・・・
 
 この地球上の、誰よりも 」
 
ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
イイ!!!イイ!!!!!
原画!!!原画!!!ゲンガ!!!!
演出もステキ!!!「誰よりも」がかっぺーちゃんの声だけなのがよすぎ!!
 
このシーン、予告とセリフ違うんですよね~。まあ予告と本編が違うのはいつものことでして、
そのたびに残念な気持ちになってきたんですが・・・
今回は、やられたとしかいいようがない!
ちなみに予告では「お前のことが・・大切だからさ!」でした。ぶっちゃけビミョー。
この微妙な予告と打って変わって、本編ではこのセリフ!
こういう使い方するならウソ予告もいいじゃないの!!!
 
あ~よかった。
こんなアツアツ(死語)シーンのあとに、蘭に「オマセさん♪」とおどけられるコナンくんも、かわいくていーじゃないの!
 
そしてこの後、最後の追いかけっこ!
噴水に追い詰められ、コナンたち絶体絶命!?
 
「さて、やはりここはレディーファースト・・・」
 
BGMが変わる!
 
「10・9・8・7・・・」
「何かのおまじないか?」
蘭もいっしょに・・・「5・4・3・・・」
コナンの不敵な笑み!「2・1・・・」
 
噴水!
 
蘭、水の幕を突き破るピストルを見て・・・
記憶を取り戻すーーーー!!!
 
この場面のめくるめくBGM・情景といったら!
 
「噴水が止まれば終わりだ!」
犯人、落ち着きを取り戻しながら、コナンたちを狙い続ける。
ここでコナンが蘭のカバンからコーラを取り出し・・・
 
蹴った!
 
「フン、子供だましが!(銃を撃つ!)」
「(そこか・・・!?)」
 
コナンが飛んできた弾丸の方向から犯人の位置をつきとめ、水の幕が下りる!
 
「死ねええええええ!!!」
 
犯人より一瞬早く、コナンのボールが、飛んだーーー!!!
 
ここでメ・イ・ン・テー・マ!!!!!(←最・重・要!!!)
あああああ!!!これよこれこれこれこれ!!!
求めていたものはこれええ!!!
犯人の銃より一・瞬・早・くボールを繰り出すコナン!(今年(『天空』)みたいに犯人が乱射してる中でボールを蹴り出すのは論外!)
犯人をしとめたあとはメインテーマ!!
犯人をしとめたあとはメインテーマ!!(大事なことなので2回言いました)
ああーっ、最っ高!!!
 
そしてそして、メインテーマが流れてる中で、蘭の記憶復活が発覚し・・・
コナンくん、犯人につかまる!
しかーし、ここで蘭の回し蹴り!
「うそお・・・」
「全部思い出したわ!あなたが佐藤刑事を撃ったこと、私が空手の都大会で優勝したこともね!」
「空手・・・優勝!?」
そして、空手、炸裂!!
 
ああー、イイ!なにがいいって、この一連のシーン、ずっとメインテーマが流れてるんですよ。
コナンが犯人につかまるのは蘭の空手を見せるための演出なわけですが、
メインテーマを流す中でやることで、空手シーンを犯人制裁の余興にしているわけです。
ここがまた名探偵コナンらしくて素敵。空手は観客に爽快感を与えるための一手段で結構!
何が言いたいかというと、『水平線の陰謀』、『漆黒の追跡者』では、
おっちゃんの柔道、蘭の空手を使って犯人とマジバトルしてましたよね。
あーいうのは求めてないんです!とくに漆黒では、蘭ちゃんヒロインなのにグーで殴られてるし!
 
ここで、警察が到着。
蘭と両親+園子の、感動の再会。
 
「鈴木園子、私の一生の友達よ!」
あ~いいね。園子号泣してます。
この映画、蘭が記憶をなくした直後に園子がそばで涙ながらに語りかけたりなど、
さりげなーくこの二人の友情がピックアップされてていいですね。
蘭、記憶戻ってやっと表情も声もキリッとしました。
やっぱ蘭ねーちゃんはこうでなくちゃ。
 
そして最後のコ哀シーン。
 
哀ちゃん、怪我したコナンにハンカチを渡す。
「よかったわね・・・とりあえずは・・・」
コナン君、怪訝な表情。
「あ・・・ああ・・・」
 
なんか、この時期の二人の微妙な関係がスキって意見もたまに聞くんですが・・・(笑)
たしかに今のケンカ友達(熟年夫婦?)っぷりとはまったく違う・・・
ああ、なんだろう、この言葉にできないもやもやとした感情は・・・
 
この後、佐藤刑事の無事が伝えられこの前散々書き綴った神シーンがあるのですが。
その前に、千葉↓
「やりましたね!高木さん!」
 
千葉と高木・・・って、漫画では同僚?っぽく、フッツーにタメ語なんですが、
なぜかアニメ+映画では千葉が敬語なんですよね。
何が発端でこうなってしまったのかはしらないけど。
アニメでは、軌道修正しづらいのか、原作で千葉が高木にバリッバリのタメ語で長々としゃべってるシーンも律儀に敬語に直されているので(たぶん)
もうそんなに意固地にならなくても!と思った記憶が・・・笑
 
そして、はいっ、例の神シーンは飛ばして。
最後のオマケシーン。
 
おっ、コ蘭。コ蘭に焦点が当たってます。しかし!
 
「オレはあのおっちゃんと同じ発想ってことか!?」
 
そこか!?脱力ポイントはそこなのか!?
素の顔(比喩的な意味で)でコクったのにスルーされたことじゃなくて?!
 
私的に、「私とコナンくんじゃ歳が違いすぎるもんね~。」と、コナン×蘭の領域に足をつっこんだ(つまりはコ蘭)蘭のコメントが気になったんですが・・・
 
だって映画だと多いんだもんコ蘭。このことには次回と次々回・『天国』『ベイカ』でも触れます!
 
なんか黄金期初回の映画の感想が、コ蘭への言及で終わるのも微妙なんですが・・・(笑)
とりあえずは長くなりましたが、『瞳の中の暗殺者』、感想終わり!
 
じゃない!大事なこと書き忘れてた!
まずは唯一・最大といえるこの映画のつっこみどころ!
 
コナンくん、蘭に推理のフォローは?(笑)
 
この映画、過去最大級といっていいほどコナンが蘭の前でべらべらべらと推理披露しちゃったわけですが・・・
それに関して、どの映画でも何かしらのフォローがあるのに、今回は!?(泣)
蘭、また記憶が錯乱して蘭の中でなかったことになってるのかしら。
いや、きっとあの後見えないところでちゃんとフォローしたのよね。うん。
 
あと、映画を何回も見ていて思ったこと。
コナンくんは映画の途中でどんどん謎に気づいていくわけですが、
その謎の内容については最後の推理シーンまで観客に明かされませんよね。
それが、何度も見てると、ここであの謎に気づいたのか!とわかってくる。
それが、面白い。
それだけです(笑)
 
こんどこそ感想終わり!