瞳の中の暗殺者
やっと、この映画全体について。
全体的な雰囲気をいうと、
この映画、暗いですね。
事件の核に警察が関わっていて、最初馴染みの刑事たちさえも疑わしかったのもあり、
夜のシーンが主だったのもあり、
BGMが重々しかったのもあり。
主題歌が暗いのも・・・これはいつものことか。主題歌が暗い、というか切ないのは映画を締める意味でいいと思いますが・・・
あ、あと佐藤刑事が撃たれ、蘭が記憶喪失になったこと、
蘭がずっとぼやけた顔してるのも映画の暗さの一因ですね。
しかし、ここでこの暗さならではの神シーンの感想に入っていきたいと思います！
私にとって全コナン映画で片手の指に入るくらいの神シーンです！
最後、犯人も捕まり、佐藤刑事の手術成功の一報を受け盛り上がっている現場で
小田切警視長が「まだコイツ(敏也)の恐喝事件が残ってとる！」なんて水を差し(笑)、
コナンに近づいて！
「先に真実を明らかにしたのは君だったようだ・・・
君は一体・・・」
「Need Not To Know」
驚く小田切さん。
笑顔を見せ、
「僕はただの小学生だよ！」
小田切さん笑みをこぼし、敬礼。そして立ち去る・・・・・・
・・・・・・ここで主題歌！
ってえええええええ！！！！！この！！この一連のシーン！！！！！
ぞくううううっっっとしました！！！背中が！！！ぞくっと！！！！
最後に敬礼して立ち去る小田切さんも素敵すぎ！！！スマートすぎ！！！結婚して！！！！！
立ち去ったあとに、あの主題歌のイントロが流れるのも・・・・・・いいですね～～～。
私的に摩天楼での「赤い糸」、ベイカでの汽車を止めるシーンに並ぶ神シーンです。
どんなときでも小学生を演じ通していたコナン君が、この映画のキーワードを使い(←ポイント)、正体の一端を見せる。
そしてすぐに元の仮の姿に戻り・・・
・・・って色々神シーンの理由を並べてみたけど、一番の要因は小田切さんですよねーーーーー。
だってあの状況で敬礼！立ち去る！って！
できない！フツーできないって！！大物臭半端ないっす。高木とは大違いだな(笑)
コナンくんも相当イイですけどね。ただの眼鏡じゃないです。
そしてその後にあの切ないメロディー。小田切さんがコナンの正体がわからないまま、
なのに知ろうとせず去っていくあの切ない(←見てる側にとってです)感じー！
一回切ります。
